【1級建築施工管理】令和8年度 第二次検定|山ハリの答え合わせ(並びは5問とも的中、中身は部分的)

【1級建築施工管理】令和8年度 第二次検定|山ハリの答え合わせ(並びは5問とも的中、中身は部分的)

はじめに

令和8年度の1級建築施工管理技術検定 第二次検定(10月18日実施)の問題が、10月19日に、公式(一般財団法人 建設業振興基金)から公表されました。セコピが事前に公開した「山ハリ」の予想(ブログ・note・直前記事・直前パック)を、実際の問題と比べました。外れた所も含めて、事実で整理します。

公式の問題と、五肢択一の正答肢は、次のページで公開されています。https://www.fcip-shiken.jp/topics/2026/10/19/post-294.html

公式が公表したのは、問題と、五肢択一の正答肢だけです。記述式の正答と、配点は、公表されていません。この記事に出てくる点数の話は、予想です。

先に結論(3つ)

  • 問題1〜5の「並び」の予想は、5問とも当たりました(問題1=施工の合理化、問題2=災害防止対策、問題3=内装工事のネットワーク工程表、問題4=仕上げ工事、問題5=躯体工事)。
  • 中身は、部分的でした。問題3の内装工事の工程表は、想定内でした。問題4は、4つの設問のうち、石材乾式(2)以外の3つが、パックの15工種と重なりました。問題1は、パックの5工種のうち4つが、解答に使える形でした。一方、問題5のテーマと、問題6の条文は、同じものが出ませんでした。
  • 外れも、はっきり書きます。タイルは出ず(石材の乾式工法に変わった)、問題2の公衆災害は(平成18年度に出題があったのに)予想に入れておらず、本命に挙げた崩壊・倒壊、車両系建機・クレーンも出ませんでした。

並びの予想と、実際の出題

  • 問題1(予想:施工の合理化の番)→ 当たり。事務所ビル新築(RC造6階)の工事概要で、現場作業の軽減策を3つ、コスト削減につながる施工の合理化の事例を2つ、記述する形でした。
  • 問題2(予想:災害防止対策の番)→ 当たり。1.墜落・転落、2.公衆災害、3.工事用電力設備による災害(電力の引込口から分電盤まで)について、災害の状況と対策を、それぞれ2つ記述する形でした。
  • 問題3(予想:ネットワーク工程表は内装工事の番)→ 当たり。事務所テナントビルの事務室の内装工事で、作業⑥の内容、総所要日数、作業③のEST・LST、作業②のトータルフロート・フリーフロートを答える形でした。
  • 問題4(予想:仕上げ工事の年)→ 当たり。屋上アスファルト防水(平場部)、外壁の石材乾式工法、木製床下地のフローリング釘留め、せっこうボード下地への壁紙張り、の4工種でした。
  • 問題5(予想:躯体工事の語句・数値)→ 当たり。つり足場、根切り、オールケーシング杭、鉄筋の機械式継手、型枠の側圧、コンクリートの打込み、湿潤養生、SRC柱の建方・鉄骨の接合、の8問で、すべて躯体・仮設の分野でした。
  • 問題6(予想:建設業法・建築基準法施行令・労働安全衛生法から1条文ずつ)→ 形式は当たり、条文は外れ。建設業法第26条の4(主任技術者・監理技術者の職務)、建築基準法施行令第136条の4(基礎工事用機械等の転倒による危害の防止)、労働安全衛生規則第28条・第29条(安全装置等)でした。

この並びの予想は、過去問18年分(平成20年度〜令和7年度)の出題の周期から、導いたものです。今年も、周期のとおりでした。

中身の答え合わせ(パックの項目と重なったか)

  • 問題1:設問は、自分で選んで「提案する」形です。パックの5工種のうち、4つが使えました。現場作業の軽減策は、スラブのデッキプレート、せっこうボードのプレカット、タイルカーペット下地のセルフレベリング(3つとも使えそう)。コスト削減の施工の合理化は、ラス型枠で、強引にいけますが、少し苦しい、というのが、私の判断です。現場発泡断熱材の吹付けは、工事概要の仕様にすでに入っていて、軽減策としては使いにくいと見ています。
  • 問題2:墜落・転落は、パックの本命のひとつで、当たりました。公衆災害は、平成18年度に出題があったのに、分析の範囲(平成20年度以降)に入れておらず、予想から落としていました。工事用電力設備による災害は、災害の種別(感電)は合っていましたが、設問の対象は「電力の引込口から分電盤まで」の区間の設備で、パックの感電の書き方を、そのままでは使えませんでした。本命に挙げた崩壊・倒壊、車両系建機・クレーンは、出ませんでした。
  • 問題3:内装工事のネットワーク工程表は、想定内の出題でした。
  • 問題4:4つの設問のうち、1.屋上アスファルト防水(平場)、3.フローリング釘留め、4.壁紙張り(パックでは「クロス直貼り」)の3つは、パックの15工種と重なり、当たりました。2.外壁の石材乾式工法だけが、パックの15工種に入っておらず、外れでした。
  • 問題5:躯体の年という読みは、当たりました。ただ、パックの7問と同じテーマは、1つもありませんでした。分野(鉄筋の継手、型枠、鉄骨)は近いものの、設問のテーマは別でした。
  • 問題6:近い条文は、パックに入っていました(建設業法第26条→実際は第26条の4、施行令第136条の3・5・6→実際は第136条の4)。ただ、同じ条文ではなく、労働安全衛生法は、労働安全衛生規則に変わりました。

外れたところ

  • タイル:過去の仕上げの年は、9回中6回出ていましたが、今年は出ませんでした。「出やすい」と書いた傾向が、そのまま続くとは限りません。
  • 石材の乾式工法:パックの15工種に入っておらず、出題に対応できなかった方が、いたかもしれません。
  • 問題2の公衆災害:平成18年度に出題があったのに、予想に入れていませんでした(私の分析は、平成20年度以降でした)。
  • 問題2の電力設備による災害:種別(感電)は合っていましたが、設問の対象(引込口から分電盤まで)に合わせた内容ではなく、解答に使えませんでした。
  • 問題5・6:テーマと条文までは、当たりませんでした。

並びの予想は、周期の分析で、当てやすい所があります。中身は、同じ分野の中で、どのテーマが出るかまでは、周期だけでは決まりません。今回の結果で、その差が、はっきりしました。

来年に向けた課題

  • 問題1:「提案する」設問は、1つの事例を、現場作業の軽減策用と、コスト削減用の、両方の書き方で、使える形にしておく。設問で使わなかった事例(今年は、断熱の吹付けなど)も、別の工事概要で使えるようにしておく。ラス型枠のように、コスト削減では苦しい事例は、理由づけを、別に用意する。
  • 問題2:災害の種別は、直近の年だけでなく、平成20年度より前(平成18年度の公衆災害など)も見て、全種類を押さえる。同じ種別でも、設問の対象(区間・工種)に合わせて書き直せる形にしておく。
  • 問題4:出た工種の「周辺」(同じ工事の別の工法、たとえば、タイルと石材)まで、押さえる。
  • 問題5・6:今年のパックは、令和3年度〜令和7年度の確認範囲から、予想問題を作っていました。来年は、平成18年度から令和7年度まで遡って、穴埋め問題を作ります。穴埋めは、記述式に比べて、作る労力が少ないので、範囲を広く取れます。法令は、法・施行令だけでなく、規則(安衛規則など)まで広げます。

五肢択一の正答肢(公式)

  • 問題5:1=3、2=5、3=2、4=4、5=1、6=4、7=5、8=3
  • 問題6:①=4、②=1、③=3、④=5、⑤=2、⑥=5

確認の方法と限界

  • 公式が公表した令和8年度の問題(2026年10月19日公表)を読んで、予想と比べました。
  • 記述式の正答と、配点は、公表されていません。「当たり」「外れ」は、セコピの判断です。
  • 問題の文章は、そのまま載せていません。出題のテーマの要約です。
  • 合否や、記述式の採点は、公式の発表に従ってください。

試験を受けたみなさんへ

試験、おつかれさまでした。結果が出るまでは、落ち着かないと思います。体と頭を、ゆっくり休めてください。

予想の根拠にした、年別の出題の表は、山ハリの記事に載せています。https://sekopi-study-brain-pro.com/posts/building-1st-2026-prediction

セコピは、施工管理の資格情報を発信するメディアです。過去問PDFのまとめを、無料で公開しています。https://sekopi-study-brain-pro.com/

セコピ

この記事を書いた人:セコピ

1級建築施工管理技士を含む6つの資格を保有

1級建築施工管理技士を含む6つの資格を保有する管理人です♪建築施工管理で得た「資格学校の体系的なカリキュラム・出題順序のノウハウ」と、独学で身につけた「過去問スプリント暗記ハック」を融合。双方のいいとこ取りをした『超効率的な合格メソッド』で、受験生の皆様を全力で応援しています!

← ホームへ戻る